お花はんの温泉めぐり  

   No10 2006 5月                                                 


雲海
市房湯山温泉

熊本県球磨郡水上村湯山



今年はトトとお花と次女と三人、目的は市房登山だったので登山口近くのバンガロー(昔キャンプしたところ)に泊った。
元湯
20数年前は、もっと素朴で(今でも変わりない)子供達と歩いると、廃屋のある原っぱに、手ぬぐいで顔を拭きながらおばあさんが腰掛けていた。どうも湯上がりらしい。でも温泉らしいものは見あたらない。「どうされたんですか?」と聞くと、おばあさんが廃屋の中を指さし「この中に、温泉があるんだよ。ここいらじゃ一番温泉の質がよかったんじゃけど、宿が潰れてしまってなぁ」


屋根もなく木々が重なりあった中に、タイル張りの浴室らしいものがあり、湯が溢れていた。
子供達は水遊びはしたが、キャンプ場にはお風呂はない。人なんかめったに通らない。家族5人「そぉ〜れ!」とばかりに裸になって入った記憶が・・

一昨年は、トトと二人だったので民宿に泊まった。連休最後の日だったので、泊まり客は我々一組とラッキーだった。帰りお土産に筍の炊いたのを沢山頂いた。
ここの湯も、肌持ちがよくスベスベした。

湯山まで車で降りて温泉を探した。昔おばあさんと出会ったあたりに「
元湯」と言う名の洒落た温泉ができていた。受付のお人に聞いたらH4年にできたそうで詳しいことはしらないふうだった。
次女は、あの時3歳だったから記憶にない。トトと二人で「いやーきっとあの温泉だよ。」と言いながら男湯と女湯に別れた。
男湯に、昔に詳しいおじいさんがいたらしく、トト情報によると、あの後廃屋を人吉のお医者さんが買い、手も付けずそのままになっていたのを、村が買い受け第三セクターで温泉経営に乗り出したってことだった。

つくしあけぼのつつじ
環境省レッドデーターブックによると、絶滅危惧U類
絶滅の危機が増大している。

市房山(1772b)の6合目(1200b)辺りでまで登ってやっと見ることができた。

    湯前温泉 湯らりの露天風呂



市房ダムの噴水


沢の水音を、右や左に聞きながら登る。

途中で水飲み場が作ってあり、美味しい!